いわゆる左翼というのは、
・体制に反対の立場
・現状の打破
・体制の変革
・体制の破壊
というような意味合いでとられているのではないか?
つーか、俺はそんな感じに受け取っている。
その為に様々な理屈や理論を付けているが、とどのつまり上記のような事を求めているように思える。
一方で右翼というのは、
・現状の維持
・現状の保存
・変更の否定
・ある意味排他的
とでもいうような感じがする。
つーか、俺はこんな感じに受け取っている。
現状が拙い状態なら路線変更や体制の再構築は必要かも知れない。そういう意味では変革を叫ぶ左翼の考えも理解できる。が、左翼の不思議なところは、現状の改善ではなく現状の破壊に走る事だろうか。悪い現状を打破しなければいけない、というのは分かるが、打破してそのまんまというのがいただけない。
いや、打破してそのままという無政府状態も最悪だが、打破した跡に出来た政権が以前より酷いものだった、というオチに繋がるのはよろしくない。
ロシア革命なんかその一番良い例ではないだろうか。あるいは中国の共産主義体制とか。まだ以前の方がましだったのでは、という感じもする。
で、現状維持が強すぎると、これまた問題だろう。
身分や地位というのは有る程度安定していた方がいいと思うが、それにばかり固執しているのもどうかと。
昨今の官僚機構がこれになっていると思う。国民のために存在するはずの行政機構が、行政機構維持のために国民を圧迫しているという様相はいっそギャグなのではないか、とすら思える。
時代に応じて形を変え、規模を変えていくというのは必要なのではないか、と思えてくる。
右にも左にもそれなりに聞くべき部分はある。
ただ、普段目に付いたり耳にする双方の主張や主張の仕方を見ていると、どう考えても首を傾げたくなるような事ばかりでもある。
「現状を鑑みてこうしたほうがよい」「それが結果として左・右のどちらかの思想に近いように思える」というのならば納得する部分もあるのだが。
ネットにおける言論などは、「今の時代だとこっちの主張の方が強いようだから、こっち側の意見や考えを使って対立する側を叩いて遊ぼう」というように見えて仕方ない。ただの気のせいであれば良いのだが。