2007年01月19日

適当なこと183

**最初に**


 本来ならばもっと早くエントリーとして掲載したいと思っていたのだが、どうにもネットに接続できずにずるずると今日まで来てしまった。
 なんで、書いてある内容が現在とずれてるところもあると思います。
 どうかご勘弁を。

**以上、言い訳でした**




 2ちゃんねるが閉鎖になりそうです。
 詳しくは下のバナーをクリックして確認して見て下さい。


2ちゃんねる から子供たちを守ろう!


 該当記事はこれです。


「いよいよ2ちゃんねる崩壊へ!」
http://anti2ch.blog61.fc2.com/blog-entry-230.html#more


「『2ちゃんねる崩壊』報道の裏には何が?」
http://anti2ch.blog61.fc2.com/blog-entry-231.html#more


 これでネットから誹謗・罵倒が消えるというわけではないが、そういう事をする連中が屯する場所が消えるのは確かである。
 もっとも、西村は再び2ちゃんねるを作るだろうし、同じ様な「書き込み自由の無法地帯」をつくろうとする連中は出てくるだろう。
 だが、それでも2ちゃんねる崩壊は確実にネットから多くの罵倒・暴言を減少させるものと考える。
 なぜか?


 罵倒・暴言をいくらしてもよい、という無意味な自信が崩壊するからだ。


 人間というのは、良くも悪くも自信がないと何もできない。
 自信という言葉を、勇気ややる気、と置き換えてもよい。
 あるいは覚悟と言っても良い。
 ようは、「何が何でもやる」という気力だ。これがないと、どれだけ能力が有ろうとも技術があろうとも、人間は何もしない。
 反対に、やる気が有れば結果を気にせず行動をはじめる。
 人間というのは面白いもんである。
 もっと面白い事に、失敗を繰り返しながらも行動をしていくと、やがて成功に至ることがある、ということか。これは「失敗を反省し、二度と失敗しないようにしていく。成功するために改善を施していく」ことを絶えず繰り返すことで為されるのだが、それを繰り返していくのも「自信」である。


 ネットでの罵倒・暴言(これらは「荒らし」という言葉で表される。「悪口」と素直に言わないところに欺瞞性がある)が放置されてきたのも、こういうコトする連中がやたらと強気だったのも、「2ちゃんねるのような大きな存在があるのに、政府を始めとした誰もが手を出せずにいる」という事に寄りかかっていたことにあると思う。
 だが、それが今回一気に粉砕された。
「ネットであろうとも、悪事を働けば(言葉による暴力、つまり「悪口」の類であろうとも)決して許されることはない」
という良い前例をうち立てた。
 2ちゃんねる閉鎖というのはそういう意味を持つ。
 面白いことに、これを成し遂げたのも、一人の人間の覚悟である。


 詳しくは「2ちゃんねる から子供達を守ろう」のエントリーを参照してもらいたいのだが、今回の2ちゃんねる差し押さえが出来たのは、2ちゃんねる被害者の方の一人が、泣き寝入りすることなく、ネットでの暴言に負けることなく、傷口を拡大することを恐れず、「絶対に罪を償って貰う」「悪事を働いたことと、それを放置したことへの罰を受けて貰う」という強い気迫・新年があったればこそである。
 被害に遭われたその方に対しては同情を禁じ得ないが、彼のような人物がいなければ2ちゃんねる閉鎖という事態が現実味を帯びることも無かっただろう。
 こういう覚悟を持った人物を勇者というのであろう。
 勇者とは、特別な能力をもった存在ではない。王家の人間だとか、優れた神官だとか、教養のある人物、というわけではない。
 勇者とは、やらねばならない事を実行する人物の事を言う。
 やらねばならない事というのが、人を不幸にすることを撲滅することや、人が幸せに生きていけるようにすることであるのは言うまでもない。こんな事を書くのは「やるべき事ってなんだよ」というネットにおけるふざけた揚げ足取り’いわゆる荒らし行為)の為である。また、そんな事をするような空間だったのがネットである。
 それが覆った。少なくとも覆す勇気を与えてくれた事に感謝したい。


 とりあえず2ちゃんねる崩壊への序曲。あるいは助走が始まった。
 めでたい事である。
 今後は2ちゃんねるを根拠としたふざけた行動は少なくなるだろう。個人的に頑張る連中は残るだろうが、今までのように大多数を根拠としてきた横暴は少なくなるのではないか、と思いたい。






 とはいえ、これで問題が解決するわけではない。
 俺はあえてこう言いたい。


「2ちゃんねる崩壊による、言論の統制・官僚機構やマスコミによる独占の開始」


 あえてこれが始まると断言しておきたい。
 なぜならば、これまでの2ちゃんねる批判がそのままこれに繋がるからだ。
 その一例として非常に印象的なのだが、これである。
「ネット利用の免許制度」
 このような考えが出てくる事に驚きを隠せない。
 というのも、これは「ネット利用者の制限」に他ならない。
 免許制度ということは、免許を発行する存在がいて、こいつがネットにおける言論を統制する事になる。
 それは2ちゃんねる以上の統制と独占を実行するだろう。
 静かに。
 確実に。


 まず、免許を発行するのが誰なのか、という事である。
 それが各インターネット企業(プロバイダー)であるならば問題ない。
 好ましからざる利用者と判断されて一つのプロバイダーから利用停止処分を受けても、別のプロバイダーに乗り換えれば済むことである。
 全部のプロバイダーが拒否するほどの問題人物であるならばともかく、まともな事を言ってるならば全部のプロバイダーから排除されることはまずあり得ない。
 しかし、もしも国家などがネットを管理する、と言い題したらどうなるか。
 それは、「ネット活動は政府の手によって左右される」という事に繋がるだろう。
 少なくとも政府への敵対的な書き込みは全て削除される。
 それも書き込みを制限される、というレベルではない。そんな事をせずに、サイトを全部削除してしまい、そんなサイトを使っていた人物に今後二度とネットにアクセスできないようにするだろう。
 免許制度というのはそういう事である。


 これは2ちゃんねるに屯してる連中の暴言・罵倒よりもはるかに酷い措置である。
 こういった措置に対しては、コメント削除・書き込み禁止・承認制によるコメント制限をとれば多少は対応できる。
 また、警察がしっかりと対応してくれるならば、ふざけた書き込みをした者を逮捕する事もできるはずだ。
 いわば、各個人で有る程度対応できるのが、暴言・罵倒というものだった。
 だが免許制度とそれに伴う強健の発動は、個人や権限を持たない集団の暴行など足下にも及ばない横暴さを持つ。何せサイトを自分で持つ権利などを根こそぎ奪われるのだから。
 強烈な言い方をするならば、これは国外追放と同様な措置、と言っても良いだろう。


 恐ろしいことに、こういった免許制度は、そのうちプロバイダーまで拘束する、ということである。


 個人を対象にした免許制度であっても、ネット利用者が免許を発行する者達の制限をうけるならば、否応なしにプロバイダーもそれにならうことになる。
 プロバイダーは結局ネット利用者によって維持・運営されている。
 プロバイダーの活動は、利用者の料金によって成り立つ。
 であるならば、利用者の減少は企業活動の衰退・崩壊を招くのは当然である。現状維持ですら苦しくなるだろう。最悪の場合、倒産すらあり得る。
 それを避けるためには利用者の確保が必要となる。
 確保するためには免許制度に反する行動は出来ない。
 お分かりだろうか。
 免許制度というのは、利用者を縛り、利用者を必要とする企業をも縛る。
 免許制度というのは、ネットの独占に他ならない。


 企業活動が不可能ならば、政府が新しい行政機関を作ればよい。
 行政機関が問題ならば、企業に補助金を出せばよい。
 そんな馬鹿な事をいうアホもいるかもしれない。
 だが、それは「企業の国有化」でしかない。
 企業の国有化というのは、「新しい政府機関をつくる」事である。
 こうも言える「国家が企業を摂取する」。・・・・・いや、「窃取する」といった方がよい。


 補助金を出すと言うことは、そのための条件を出すということである。
 条件とは、「これに従わない限り、金は出さない」という事である。
 お分かりだろうか。
 結局政府なり免許を出す者達の言いなりになるのだ。


 以上の話はすべて「免許を国家が発行する」という前提に成り立っている。
 誤解してはいけないのは、国家がやってるから問題なのではない。また、国家と関係ない別の団体が免許を発行するのが問題なのでもない。
 この免許制度の問題点はただ一つ。


たった一つの存在が許可権を持つ。


 つまり、
 国家であろうと、
 2ちゃんねるであろうと、
 民間団体であろうと、
 企業が連合してつくる団体であろうと、
 たった一つの団体が免許を発行するのが大問題なのである。
 たった一つの団体(あるいは個人)などがある一つの行動への許可や認可を決定する。それが実行されるときには、否応なしに権力が付け加えられる。あるいは、否応なしに権力が発生する。
 独占にはそういった力があるのだ。


 今までのインターネット環境がそれを物語っている。
 超大型掲示板2ちゃんねる。
 これ以上の存在が無かったから、これに対抗できるほどの大きな存在が無かったから誰も対抗できなかった。
 少しでも成長する可能性のあるネット上の集まりがあれば、すぐさま2ちゃんねるの工作員が投入されて潰された。
 あるいは自覚無き協力者達が、2ちゃんねる以外の存在を潰していた可能性もある。
 工作員と協力者。この違いを明確にするのは難しいが、とりあえず以下のように考えていただきたい。


・工作員:
 明確な命令を受けて行動している者達。

・協力者:
 命令や指示は受けてないが、自分の信じてるもののために行動している者達。


 技術の優劣も確かにあるが、この両者を明確に分けてるものはこのようなものであろう。
 誰かの命令を受けて行動しているか、自分で勝手に行動するか。
 ただ、どちらも「所属団体が有利になること」のために頑張る、というは共通している。
 2ちゃんねるに工作員がいるかどうかは分からない。俺は「いる」と思ってるが確証はない。しかし、あれだけ大きなサイトが日本に一つしかない、というのは奇妙なもんである。
 また、ネット利用者の大半が利用しているのも不可解である。よほど優れた機能がなければそういった事態がおこると考えるのは難しい。
 おそらく、競争相手になりそうな他のサイトを根こそぎ潰してきたのではないだろうか。
 そして事実上の独占状態を創り出していたのではないだろうか。
 こうなってしまうと、対抗していくのが難しい。
 ご存じのように、2ちゃんねるへの対抗的なサイトがあらわれると、工作員や協力者が雪崩のように押し寄せる。この勢いというのは恐ろしいもので、人間の良心や常識・良識を根こそぎ破壊する。例え押し寄せる方が間違っていても、暴言を吐くのが悪いことだと知っていても、勢いのある方に味方するのが人間というものである。
 2ちゃんねるが圧倒的な多数派である、という印象をつくるだけでもよい。
 それで2ちゃんねるは安泰だった。


 それと同じ事が、免許制度という形で実行されれば、その惨禍は2ちゃんねるの比ではない。
 インターネット全体をネット免許発行者が独占する。
 そんな事態は絶対に避けねばならない。


 思うに2ちゃんねるは免許制度のための、そしてメディア独占のための第一段階だったのではないだろうか?
 インターネットは地球上を結ぶほどに拡張され、そこでは政府や特定団体の意志や意図を無視して様々な情報が流されている。
 その善し悪しは様々であるが、これによって情報の独占・世論の操作がしにくくなったのは確かである。
 例えば朝日新聞のようなメディアがそれである。
 誰もが「朝日新聞は日本の悪口しかいってない」と思っていても、それを口にする事はなかった。だから表に出なかった。
 出したとしても、それは侮蔑をもって返された。「天下の朝日新聞に何をいってるんだ」と。
 なぜならば皆が無意識のうちに「朝日新聞は正しい」と思っていたからである。
 だから本心では「俺もおかしいと思ってる」場合でも、「朝日新聞は正しい」という大多数派からの仲間外れが怖くて口に出せないでいた。
 しかし、ネットという思ってることを述べる空間が出来たことで、これが覆った。
「俺はおかしいと思う」
「え、あんたもそう思ってたの? 俺もだよ」
「実は俺もなんだ」
「あれ、みんなそう思ってたんだ。俺だけじゃなかったんだ」
「え、あんたもかよ」
 というような事があったのではないだろうか。
 それらが匿名のもとにおこなわれていたにしても、いや、匿名だからこそこうした本音が出てきたのだろう。
 匿名性の善し悪しである。
 ちなみに俺は匿名性が悪いとは思ってない。この辺りを誤解してる人がいるかもしれんが。
 こうした事で不都合なのは、マスコミだった連中だろう。
 情報を発信するという特権、情報の独占をしてきた各メディア・報道機関・報道企業にとって、インターネットは敵であったと思われる。
 これを封じる手段を誰もが望んでいたと思われる。
 免許制度はそのために有効なのだが、自由な空間を手放したいと思う者はまずいない。
 そこで自由を無法地帯という印象をつくりあげるために、無法地帯2ちゃんねるが作られたのではないだろうか?


 言っておくが、自由とは無法地帯という事ではない。


 自由とは、誰にも侵されず・誰をも侵さないという事であろう。
 何をしてもよい、という言葉には「悪いこと以外ならば」という前提がある。
 他人に損害を与える、他人を侮辱するというのは、自由の大前提を無視している。
 多くの人が「自由=無法」と思ってるようなので、その勘違いだけは大いに反省してもらおう。
 自由とは道徳や常識、人としてわきまえる常識、自分も他人も大切にするというような事を前提にしないと発生しない。どれが欠けてもいけない。
 また、こうした自由を守り保っていこうと考え、なおかつ努力していかねばすぐにでも無くなる。
 こうした前提条件を、人は「徳」と言ってきたのだろう。あるいは「義務」と言ってもよいかもしれない。
 自由と徳は不可分である。
 自由の無い徳は、強制や教養の道具となる。
 徳のない自由は、力を持つ者が支配者となる無法地帯となる。



2ちゃんねるはネットに無法地帯を創り出した。


 そのおかげで自由だけが攻撃され、徳だけが残っていく。この場合、徳と言うよりは義務と言った方がよいだろう。
 そして義務とは名ばかりのルールの押しつけが始まる。
 従わないものに罰を与えることに何の躊躇いもない。
 規律から外れた者には精査を加える。
 おもしろいものである。それは2ちゃんねるによるネットの独占と全く変わらない状態である。潰せる分だけ2ちゃんねるの方がましだった、という状況にもなりかねない。


 2ちゃんねるの問題点は、無法地帯をネットに創り出したことである。
 彼らはそれによって「力のある者による独占地帯」をネットに創り出した。
 ネットにおける力とは、「屁理屈と暴言」である。
 古今東西、人が人として守ってきた規律、どの地域どの民族どんな宗教であっても、何故か共通してもっていたルール。
 傷つけてはいけない
 殺してはいけない
 騙してはいけない
 ぬすんではいけない

 そういった全人類に共通したルール、どんな小さな集団でも、どれほど大きな国家であろうとも必ず存在していたそういった最低限の約束事。洋の東西を問わず、時代の区分を超越して存在していた約束事。
 法律や教義がない頃から存在していたはずの、そんなものが登場する以前から人が守ってきた取り決め。
 それを破壊したのが2ちゃんねるであった。
 そして、そんな2ちゃんねるの「無法地帯」としての性格と、無法地帯であるが故にのさばる「力を持つ者が正しい」という横暴さ。
 2ちゃんねるの管理人西村の言葉が全てを表している。
「取り締まりたければ法律をつくれ」
 これこそ正しく法治国家を表している。
 法律に規定されてなければなにをやってもよい。書いてない事は何をしても良い。残念ながら法治国家の法治とはそういうもんである。
 そして、これこそが無法性の象徴である。力を持つ者が長になる野蛮な未開人の発想である。
 真っ当な人間ならば、正しく文明化された社会であるならば、こんな台詞は出てこない。誰もが次のような事を考えるだろう。
「法律や宗教の教典に書いてあることがどうであろうとも、人として守らなければならないことがある」
「たとえ何も書いて無くても、誰かが創り出してなくても、守るべき約束事というのはある」

 そうした考えがここにはない。
 法律で決めた事が正しい、なんてことがないのは百も承知だが、法律があろうがなかろうが守るべきものがある、という考えがどこにもない。
 無法の最たるもんだろう。


 その結果かどうか分からないが、「では法律で規定しよう」という事になれば、喜ぶのは統制する側である。
 今まで特権を振りかざしていた連中が再び特権を取り戻せた、と喜ぶだろう。
 しかし、もし2ちゃんねるのような無法地帯を野放しにしない、というのであれば、免許制度ではなく各プロバイダーへの働きかけであろう。
 良い例がブログサービスである。
 荒らし行為への対処法として、承認制のあるブログに引っ越すというのがある。これにより、承認制を設置してないブログサービスが廃れる事になる。
 実はkomichiさんの旧ブログを見てきずいたんだが、オートページのブログが承認制サービスを開始しているのに気付いた。俺がブログを始めるときに確かめた時にはなかったはずなのだが、どうやら始めたらしい。めでたい事である。
 また、あまりにも目に余る行為を実行したならば、ブログの提供を凍結する、という事もある。これはfc2ブログが反日ブログ監視所を、規約違反やユーザーへの迷惑行為を理由に凍結したことによる。これは反日ブログ監視所にとってみれば自由の制限であろうが、他の多くのユーザーからすれば自由の獲得である。
 こういった措置は常に後手後手にまわるのが常であるが、それでも俺は免許制度よりは各プロバイダー(企業)が自分の所のユーザーを管理する方がよっぽどましだと思う。
 プロバイダーがどれほど強健を発動しても、ネット全てに影響を及ぼせるわけがないからである。
 少なくとも国全体に影響を及ぼすことはない。競合他社がいるかぎりは。
 免許制度はネット全体に影響を及ぼさなくても、国全体には影響を及ぼす。
 良い例が中国のインターネット環境であろう。あそこは常に国家の監視下におかているし、国家に都合の悪いサイトは存在しない。それどころか国家に都合の良いサイトが多数であると聞く。
 免許制度、という訳ではないだろうが、特定の誰かが許可や認可の権限を持つというのがどういう事かは、そういう事例を見れば分かるだろう。


 インターネットにおける自由な発言を求める人は大勢いる、と思う。数えたわけではないから正確な所は分からないが、でも大勢居ると思う。
 しかし、そういった方々が「免許制度を」と言ってるのには矛盾を感じる。
 免許制度は否応なく「免許を発行する連中による独占」をつくりだす。
 それは2ちゃんねるによるネット支配より酷い言論弾圧をを創り出す。
 いや、弾圧なんてかわいいものではない。
 そもそも発言の機会すら与えられることなく黙殺されるのだ。そんな状態を引き起こしたいのだろうか?


 ただ、無法地帯を創り出すことには俺も反対である。
 ネットユーザーの全てが良識有る方々ならばこんな心配する必要はないのだが、そうでもないのが現状だ。
 この状態に対抗するには、やはりmixiのようなある程度の閉鎖性は必要だとおもう。
 ただし、それは各企業・プロバイダーが行うべきもので、国家などが集中的に管理するものではない。それは否応なしに管理者の権限の増大をもたらす。
 これを避けようとすれば、それは放任体制にはいるしかなく、それは2ちゃんねるのようなものをネット全体に拡大することを意味する。
 そんな事態だけはごめんだ。


 それよりは2ちゃんねるのような場所がたくさんあったほうがいいように思える。競合他社の存在がなかった事が2ちゃんねるの肥大化を生み出し、悪事・罵倒をのさばらせた。
 それによって無法地帯になったから、今度はガチガチに規制した空間をつくりだし、言論統制と弾圧を別の形で行えるようにする、というのだろうか。
 そして統制に嫌気がさして、今度は自由放任と言う名の無法地帯へと逆戻りして、再び2ちゃんねるを創り出す。
 そんな事の繰り返しをしていくのだろうか。
 冗談ではない。
 そんな事をするよりは、mixiのような会員制の空間を作りだしていったほうがはるかにましである。
 そして、それは現在のブログサービスでも十分可能である。
 パスワードによる限定した者達への閲覧可能状態にしておくことで、馬鹿な書き込みを排除していけばよい。
 また、ブログは一つだけという規制があるわけでもない。
 表に出しておくべき看板としてのブログと、限定した相手と会話を楽しむ場所との二つを用意すればそれで済む。表に出しておく看板のブログやサイトでは、コメント承認制などで対処しておけばよろしい。
 そうやって付き合う相手を限定していって、暴言・罵倒を書き込む連中を排除していくほうがよい、と俺は考える。それを誰もがやりはじめれば、暴言を吐く連中をネットの片隅においやれるのではないか、と考えている。
 実際にそれをやるにはかなりの時間と労力を必要とするが、免許制度という独占・統制よりはましだ。
 というわけで次のようなブログを作ってみた。


「気ままにつれづれ/特定会員様限定空間(仮)」
http://cvznahtadakja.seesaa.net/

ユーザー名 :angakangads

パスワード :gannnewqna



会員限定、というのは冗談だが、こういうやり方もある、という事を伝えたくてこんなものこさえてみた。


 簡単にこういう事ができるのに、「法整備を」「規制を」「免許制にしよう」というのはいただけない。
 まず、好ましからざる連中を遮断する事を各自でやっていけばよい。
 2ちゃんねるの非道ぶりを排除するために、また、そういう所を作っても意味がない、ということを徹底するために、まず各自が出来る事をやっていくのがよいのではないだろうか。



 2ちゃんねるがのさばった理由は、自由に書き込める場所を2ちゃんねるが潰して回ったからだろう。そうとしか考えられない。でなければ、似たような掲示板が乱立していたはずだ(統廃合や相互リンクなどであるていど棲み分けが為されていたとは思うが)。
 それがそうならなかったのは、鬱陶しい2ちゃんねるの連中があちこちを荒らして回ったからだろう。
 そんな連中に「自由」の御旗を使って欲しくはない。
 自由とは「自分も他人も侵さない」ことを条件の一つとする。
 横暴に布津舞うことを自由とは言わない。
 そんな連中を排除していく事も、今後のネットの課題だろう。
 そのため出来る事は結構あると思う。
 法律による規制も手段かもしれないが、俺はそれにあえて反対の立場をとりたい。


 俺は絶対に免許制度に反対する。
 そんな事をすれば、全ての人間が免許発行者の意図に従わざるを得ない。
 それは、現在の2ちゃんねる以上の横暴を認めることに繋がると確信するが故である。


 
posted by つれづれなるまま・・・・に? at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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