2007年01月27日

適当なこと184

 インターネットにおける2ちゃんねる問題。
 その横暴さを下記のサイトでは「インターネットの北朝鮮」と述べている。この指摘は実に正しい、と言いたい。



2ちゃんねる から子供たちを守ろう!



 とはいえ北朝鮮という言葉が本質をついているかと言えば「NO」と言わざるをえない。
 これは一人の親さんが間違ってるというわけではない。もう少し踏み込んでもらいたい、という事である。
 なぜならば、2ちゃんねるとは北朝鮮という一国のみを表した存在ではないからだ。
 2ちゃんねるとは、ヒットラーのナチスドイツやレーニンのソ連、毛沢東の中国などに見られる全体主義体制、独裁国家である。
 北朝鮮というのは非常に分かりやすい例えなのだが、更に掘り下げればこうも言える。


「2ちゃんねるこそが独裁国家・左翼体制を具現化したものである」と。


 俺には、どう見ても2ちゃんねるがそういうものにしか思えない。
 その思いを少しでも今回は述べていきたい。




 まず、左翼というのがどんなもんであるのか、ということだ。
 連中の述べる主張というのはじつに素晴らしいものである。
「富や資産を独占するな」
「国民の幸せを考えろ」
「一部の特権階級を許すな」
などである。
 それだけ聞いていれば何か正しいことを言ってるような気になってくる。
 が、そんな左翼連中が政権を握ったらどうなったのか。
 俺の知る限り最古の左翼革命であるフランス革命や、最も有名(と思われる)なロシア革命を振り返ってみたい。
 そこで行われたのは、


・政治権力を握った連中による地位や富の独占
・地位の二極化
・反対勢力の抹殺・虐殺
・政治権力(=国家)の許可を得ない限り何もできない


という事態である。
 これらは全て左翼が否定したものである。左翼が断固として粉砕しようとしたものである。
 にも関わらず、結果は粉砕したものがより強固になって出現していく事になる。
 左翼は、自分達以外に力を持った者が出るのを認めず、他人の意見を聞かず、自分達に従わない者を赦しはしない。
 自分達の思い通りにならない全てを破壊し、自分達に奴隷のようにかしずく者のみを認める。
 残念なことに様々な地域で行われた革命や民主化などはこういった事態を引き起こしている。
 俺が知る唯一の例外はアメリカだけである。


 こういった事実を見ていると、左翼というのが主張する様々なかけ声(スローガン)があやしくなってくる。耳に聞こえのいいことを言ってるが、本当にそれを信じて良いのか? と思いたくなる。



 インターネットにおいてそれを体現したのが2ちゃんねるであった。


 2ちゃんねるとはどんなものだったのか?
 下記のブログなどで述べられてる事を参考に考えて見たい。

2ちゃんねる から子供たちを守ろう!


 ここに書かれている事が正しいかどうかは分からない。
 しかし、ここに書かれている事の大半が正しいと思う。少なくとも「当たらずと言えど遠からず」という範囲にはおさまってるだろう。
 2ちゃんねるのとった行動は次のようなものになる。


1、参加自由という空間の提供

2、同様なサイトへの工作員投入による破壊

3、競合相手を潰すことで、ネット内における唯一の存在となる

4、人を集めることで宣伝能力を強化

5、後発の同様サイトへの破壊工作

6、ネットでの独占的な地位の確立



 といったところだろうか。
 独占というところに注目してもらいたい。
 本当に自由にサイトが作れるような状況ならば、こんな風にはならなかったはずだ。
 にもかかわらず、自由にものが言える(という触れ込みの)場所は2ちゃんねるだけに限定されている。
 なぜか?
 こんな風になる理由は至って簡単で、他の競合相手を潰しまわったからである。
 その為に様々な手段をとったのだろう。ネットにおける罵倒・暴言行為である「荒らし行為」などがそれである。普通の人間にはたえられないようなこういった事を平気でやる人間というのはまず存在しない。それを行うのは、それをやるだけの利益があるからに他ならない。
 荒らし行為が行われれば、普通の利用者は嫌気がさす。たとえ管理人に落ち度がなくても、足が遠ざかる。そうやって閑散としていけば、いずれは管理人のやる気もなくなり、サイトは潰れる。
 その結果、比較的マトモ(と思わせられた)2ちゃんねるに足が向くようになる。
 2ちゃんねるでは2ちゃんねるにたてつかない限りあまり酷い目にはあわない。
 逆に2ちゃんねるに歯向かえばどうなるのか?
 書き込みによりIPが判明し、それをたぐって書き込んだ人間の個人情報が簿迂路される。その結果2ちゃんねるを非難した人間は社会的に抹殺される。


 ここから見えてくる2ちゃんねるの戦略は実に単純である。
 だが、非常に有効な手段である。


・敵戦力の分散・弱小化

・弱小化による各個撃破



 古くから使われてきた戦争のやり方、侵略のやり方である。
 2ちゃんねるはそれに実に忠実だ。
 また、非常に汚いやり方をしてくる。


・自分への反論・意見は認めない

・相手が全部悪いと言い張る



 ガキのケンカと同じで、そこに理性も理屈もない。
「自分が良ければそれでいい」という実に我が儘な考えが見えてくる。
 では、2ちゃんねるの我が儘とはどんなものなのか?
 気が付いたところ部分だけでもあげてみたい。


・「ネットは自由な空間である」
→しかし、2ちゃねる以外の同じ様なサイトを作るのは許さない

・「発言するのは自由である」
→しかし、2ちゃんねる以外での発言は認めない

・「例え批判的な意見であっても、それを消すのはよくない」
→しかし、2ちゃんねるへの批判は荒らしが送り込まれる


 実に一方的である。
 2ちゃんねるには免罪符が渡されてるとでも言うのだろうか?




 こうなってくると2ちゃんねるというのは一種の特権階級であり、批判するのも文句を言うのも許されない。
 一言でもそんな事を言えばすぐに逮捕・投獄・強制労働送りになる左翼体制となんや変わらない。
 まさに「ネット世界の北朝鮮」である。
 次のように言葉を置き換えれば簡単に説明出来るのだろうか?


・ひろゆき=金正日

・運営部=共産党(労働党だっけ)

・工作員=スパイ、諜報員

・2ちゃんの荒らし共=軍隊

・その他の2ちゃん利用者
=こんな国家を(どんな理由がある)承認している民衆



 注目して貰いたいのは、一番下の「民衆」である。
 どんな独裁国家と言えども、それを認めている民衆なくしては存在しない。
 連中は「これは何か間違ってる」と思っていても、「しかし他に行くところがない」などの理由で現状を受け入れている。民衆や大衆というのはいつの時代でもそんなもんである。
 例外的な一部の人間は「ならば他に自分達の場所を作ろう」とするが、すぐに2ちゃんねるに潰される。それを見て民衆(2ちゃんの利用者)はますます自分でやる気をなくしていく。
 素晴らしい悪循環である。



 こういった体制が滅亡するのは大きく分けて二つ。


・制度そのものがいびつなので長期間存続できない。
 数十年もすれば滅亡か制度改革が必要になるので、それまでまつ。
(ソ連や中国がこれにあたる)


・外部に同等の組織なり集団があるならばそちらに逃げ込む事ができる。
 そちらを強化して独裁体制の衰退をさそう。
(東ドイツ・北朝鮮からの国外逃亡がこれにあたる)



 本来ならばここに第三の手段として、


・より巨大な力でもって叩きつぶす


 というのも加えたいところである。


 さて、上記のような滅亡が待ってるのはここ数十年の歴史をちょっと振り返れば分かることである。
 同様に対抗手段も過去の事例から拾い集める事が出来る。
 こういった独裁体制がどうやって滅んだのか。
 その道筋を見ればとるべき手段は分かってくる。
 それらをまとめると次のようになるだろうか。

 
1、反対派同士が結集すること

2、競合相手となるような場所を創り出す

3、敵勢力の人間を絶対に入れない



 敵が恐れるのは反対派が終結して力を持つことである。
 だからこそ、目が小さなうちに潰そうとする。
 そういった圧力に対してこちらがどれだけ対抗できるかである。


 残念ながら現時点で2ちゃんねる以上の集客力をもつところは存在しない。
 MIXIをはじめとしたSNSがそうなるかもしれないが、現時点ではどうかな、というところである。



 ただ、手をこまねいているだけでは状況は進まない。
 世の中というのは、勝手に進歩前進するものではない。当たり前だが、自分で行動しない限り、成果を積み重ねない限りなにも動きはしないし変わらない。
 とりあえず手の出せる範囲で何かをやっていこう。


 一番良いのは2ちゃんねるのような掲示板をつくることなのだろうが、残念ながらすぐに荒らしが飛んでくる。
 コメントの承認制も、数多くの人が集まる場所では不便極まる。
 可能な限り多くの人が集まり、なおかつ自由に使える場所、となると難しくなる。
 前のエントリーでその打開策になれば、と思ってブログのパスワード機能などを紹介したが、これも浸透するまで時間がかかるだろう。効果があるのかどうかも現時点ではまだ判明してない。


・参考までにもう一度掲載しておきます。

「気ままにつれづれ/特定会員様限定空間(仮)」
http://cvznahtadakja.seesaa.net/

ユーザー名 :angakangads

パスワード :gannnewqna



 こういった形でSNS的な空間を広げて行ければ、と思ってるが前途は多難だろう。
 ただ、それでも独裁体制に対抗するにはこういった場所が必要だとも思える。
 何より「人が集まる」という効果が大きい。



 2ちゃんねるがしぶとく生き残ってるのは「利用者が多い」という事に目を付けてる企業が多いからである。
 どれほど被害が出ていようとも、金になるならば企業も無下に着るわけにはいかないのが2ちゃんねるであろう。
 このシーサーブログにも様々なアフィリエイトが張り付けられている。投稿管理画面にもあるくらいだ。正直笑ってしまうのだが、企業というのはそういうものだろう。それが悪いとは何一つ思わない(これを攻撃するのが社会主義者や共産主義者である。そいつらの叫び声に騙された結果は、それこそ北朝鮮やソ連・中国を見てくれれば良いだろう)。
 という事は、利用者の多い空間を他に作ればよい、という事になる。
 生半可な事では出来ないが、やるしかない。
 それが出来なければ、いつまでたっても「声を張り上げるだけ」の活動になってしまうだろう。
 声を出すことは悪いことではないが、それだけで世の中が動くと思うのは少々甘い。


 とりあえず独自のドメインをとったり、個人サーバーをたてる、とまではやらないにしても、今現在各社が提供しているサービスを利用して、出来ることはめいいっぱいやろう。
 それがどこまで効果あるかは分からないが、何もしないよりはましであろう。
 その中から反省点や成功が見えてくるかも知れない。


 あまり解決策にもならない事を述べてきたが、何かの一考になれば幸いである。
posted by つれづれなるまま・・・・に? at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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