2007年11月23日

休止宣言から8回目

 たまにはまともに。


 左翼とはなんだろう、と考えてみる。



 左翼が「独裁」「独占」「権力の独占」「抑圧」「特権」というものになってしまうのは歴史を振り返れば明らかだろう。
 結果として、


・権力を持つもの以外の自由がない


という事態に陥る。
 逆に言えば、これに該当するのが左翼であるともいえる。
 表向きの政治体制など左翼・右翼の分類手段・手法にはならない、ともいえる。


 一番わかりやすく左翼と認識されてるのは、共産党による一党独裁だろう。
 だが、これ以外にも独裁手段はある。
 ヒトラーによる権力集中も、これまた独裁という点では左翼といえる。
 日本における大東亜戦争中の軍部も、いわゆる左翼であろう。国家権力を軍部が好きなように使ったのだから。


 こう考えると、天皇陛下を担ぎ上げてるから右翼だ、というのはあたらない。



 これらの対極である「保守」というのも気をつけねばならない。


 保守、というと「現状維持」と考えられてしまう。
 こんな考えでは、「左翼政権を維持しつづるならば、それは『左翼政権の保守』である」などという頓珍漢なことをいうようになってしまう。
 そんなわけがない。
 保守主義や保守思想は「左翼に対抗するために」生まれたものである。
 また、「左翼から保守する」ために生まれたのが保守主義である。間違っても左翼を保守する保守主義や保守思想などありはしない。


 俺の知る限り(wiki)ではあるが、保守主義とは大事な何かを守るための思想であり主義である。
 その大事なものがなんであるのかを考えねばならない。
 そのためには、保守主義というのが何に対抗して明確に形となったのかを考えねばならない。


 保守主義が明確になった一番大きな出来事はフランス革命であるという。
 この革命に対抗するために猛然と唱えられたのが保守主義であり、保守思想であるという。


 つまり、保守主義が敵としたのは、

・王様殺しの革命であり

・富裕階級を殺しまくった革命であり

・民衆を暴徒として扇動した革命であり

・そんな革命を煽った革命家という権力簒奪者であり

・そんな権力簒奪者の思想根拠となった思想である


 といえる。


 となると保守主義や保守思想が守ろうとしたのは、


・王様であり

・富裕層である



と考えられる。
 なんだそりゃ、結局特権階級の保護かよ。と思ってしまうだろう。
 だけどちょっと待ってくれ。
 これには続きがある。


・そんな体制の中ではぐくまれた自由であり

・殺し合いを絶対に認めない世界



 が王様や富裕層を認めることで守られてきた。
 また、王様が各自の自由を認め、これを侵害させないことに注力したから社会全体が豊かになってきた。
 それもまた事実だろう。
 保障する、ではなく「侵害させない」ということに注意してもらいたい。


 王様は、あるいは権力機構は、決して誰かに手を差し伸べるということはない。
 ただ、権利の侵害になるあらゆることを許さなかった。
 それが正解ではないだろうか?
 王様は貧乏人を救わなかったかもしれないが、誰かが努力してなりあがろうとするのを侵害させはしなかった。
 だからこそ個人の自由が保障されたのではないだろうか?
 また、そんな国だから、結果として豊かになっていったのではないかと考える。
 時間はかかるが、これがもっとも間違いのない手段であると思う。
 即効性はないが。
 一言でまとめるのも難しいが、
「一人一人、己の務めを果たせ」
というのを結果として奨励してきた、ともいえる。
 こういったものを守るのが「保守主義」であり、「保守思想」であろう。


 これの対極が左翼思想であり、革命思想である。
 結局フランス革命は何十万人もの人間を殺した。
 そして結局はナポレオンによる皇帝即位にいきつき、ナポレオンによる海外遠征にいきつく。
 遠征を侵略と言い換えればもっとわかりやすいだろうか。
 この時フランスは徴兵制によって国民が大量に動員された。
 否応なしにそれはフランスの国力を大きく削ぐことになる。
 これも俺の知ってる限りだが、ナポレオンによって徴兵された兵士は数十万ではきかない。全部あわせれば百万から二百万にのぼったのではないだろうか。
 当時のフランスの人口は二千数百万人であったという。人口の一割が軍に徴集され、死亡した。
 国民の一割がいない、その大半が死亡したというのがどれだけ大きく産業にダメージを与えるのかを考えてもらいたい。
 加えて、フランス革命時に殺された人間の数を加えれば相当なものになる。
 革命からナポレオンの時代まで数十年の月日がたっているが、その間にフランスがこうむった被害はこれほど大きい。
 民主化をうたった革命が、民衆を災厄に巻き込む事態に至るというのはなんたる悲劇か。


 正直、こんな惨状をあらためて眺めれば、まだしも王政のほうがましだ、と思う。
 それが最善だとはまったく思わないが、革命よりははるかにましだ。
 まして、革命政権が倒そうとしているのが「革命よりまだましな王政」であるならば。
 こんな革命を肯定するのが左翼思想であるならば、俺はこんなものを否定し、弾圧し、抹殺したい。


 長い時間をかけて何とか各自の自由が保たれるようになったにもかかわらず、それを破壊して権力を奪取するのが左翼思想である。
 どんな理想をかかげていても、どんな口約束をしていても、結果は歴史を振り返れば明らかである。
 革命で幸せになった例はほとんどない。
 例外はアメリカにおける独立戦争くらいではないだろうか?


 そのアメリカにしても、大統領は民衆の直接選挙で選ばれるわけではない。民衆は大統領への投票権を持つ代理人を選挙するだけである。
 また、本当に民主主義で王政に対抗するならば、大統領は議会から選出されるはずである。だが、そうなってない。
 それどころか大統領は議会への拒否権をもっていると聞く。
 だとしたら、「民選による議員への抵抗装置」と言えるのが大統領である。民主主義の象徴たる民選議員の議会に抵抗する装置があるというのはおかしではないか。
 いわゆる民主というのを求めるのが革命の常套句であるならば、独立後のアメリカはそれを否定する方向で政治制度が作られている。


 俺が知る限りの知識ではこの程度しか考えられないが、結局は革命や独立の根拠となった「王様打倒」はどこかで否定されている。
 アメリカにおける議会への拒否権はイギリス国王の権利でもあるらしい。ならば、形は違えど似たような体制をとったことになる。
 王様と大統領は確かに違うかもしれないが。


 結局、王政か、それに近い制度が今のところ考え付く最善の、そうでなくても次善の制度であるように思える。
 次善ですらなくても、「最悪よりはまし」「最悪を排除する」という点においては革命よりはずっとましと考える。


 振り返って日本を見てみれば、この国は長い間天皇陛下を中心とする皇室という一族を頂点にしてまとまってきた。
 その中だけを見れば、確かに問題も多い。
 だが、外に目を向ければ、もっとひどい状態の国が多数存在する。
 もっとも近い外国であるシナ地域は王朝が変わるごとに戦乱と戦争を繰り返している。
 王朝交代などというが、とんでもない誤解だ。
 交代でなく、簒奪・破壊・虐殺である。
 王朝を破壊して新たな王朝を作る。それを数百年ごとに繰り返しているのがシナ地域である。
 こう言い換えてもいいかもしれない。

シナ地域では、

数百年ごとに、

フランス革命を行っている


 そして今まで作ってきたものを破壊し、何もないところからやりなおす。ものすごい無駄と手間だ。
 こんなののどこがいいのだろうか?


 世界中を振り返っても、内部からの革命がよい状態を作り出したことなんてほとんどない。
 ただ、混乱と権力争いによる内戦が続くだけである。
 それよりは革命なんてのを放棄して、現状の政権を維持しているほうがよい。
 その政権が左翼政権でなければ、であるが。



 結局、保守主義や保守思想とは、長い年月をかけて何とか安定してきた国内と、その中ではぐくまれる自由を守ろうとしているのだろう。
 その成長はとても遅く、その自由はとてもわかりにくいものだから、誰もがそれを大事と思えないのかもしれない。
 だが、ちょっと外に目を向ければ、平和で安泰な政権が続くというのがどんだけよいものなのかがわかろうというものだ。
 そして平和な時代に叫ばれるのは、どういうわけだか「格差問題」であるのも共通する、というところか。
 これは人間の嫉妬心によるものだと思う。


 同じ社会にいながら自分より豊かなものがいるのが許せない、というのが嫉妬心である。
 階級が固定されてるならともかく、立身出世が可能な世の中ならば、こんな嫉妬心は認められない。一念発起して努力するのがすじというもの。
 そして努力は常に報われるとは限らない。失敗する可能性のほうがはるかに大きい。
 その失敗が怖くて現状に甘んじているならば、文句を言うのはおかしい。
 なによりも、最底辺にいるにしても飢えに苦しむことがないということを忘れてはならない。世の中には飢えに苦しむ者達が数多い。
 そしてそんな国というのは決まって国内が安定してない。常に内戦状態だ。内戦でなくても治安が悪いことが多い。
 それらと比較して、現状を少しは考えろ。左翼に俺は強く言いたい。




 いつもどおり反論は受け付けない。
 いいたいことは自分でブログを作ってそこに書けばいい。
posted by つれづれなるまま・・・・に? at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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